こんな悩みが解決できる記事になっています。
数年前から、我が家(マンション)のベランダにも鳩がやって来るようになりました。
当初は放置していましたが、昨年あたりから鳩がどこかで繁殖して数が増えたのか、被害(フン、匂い、鳴き声)が気になるようになったので、対策を考えるようになりました。
結果、ベランダに防鳥ネットを設置することにしたのですが、その過程での注意すべきポイントをお伝えします。
➀ 鳩は法律で守られている
➁ 見積もりは複数の業者に依頼する
➂ マンションの管理会社に報告義務がある
本記事はこんな方にオススメします。
鳩の被害に悩まされている方
どんな鳩よけ対策があるのか分からない方
鳩の行動
鳩はなかなか頭の良い鳥です。
帰巣本能があるので、気に入った場所ができると、戻って来るようになります。
まず、現状を把握する必要があります。
➀ 明るい時間にやって来る
羽根休み程度の休憩の状態で、滞在時間は短いです。
本来はこの時期にフンの掃除などの対策をすることが大切です。
➁ ベランダで待機している
➀の状態が続くと、滞在時間が長くなってきます。
安心できる場所として認識している可能性が高いです。
➂ 暗くなっても滞在している
夜になっても滞在し、ねぐらになっている状態です。
場所になわばり意識を持ったり、執着するようになります。
④ 巣作りしている
この状態になると、なかなか出て行かなくなります。
そして、巣に卵や雛が確認できた場合は、勝手に移動させることができません。
鳩は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で守られています。
いわゆる鳥獣保護法です。
殺傷はもちろん、卵も含めて捕獲・移動も禁止されています。
違反すれば1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金が科せられます。
実施した鳩よけ対策
スパイク(剣山)
ベランダに設置してあるガス給湯器の上に鳩がいる事が多かったので、そこにホームセンターで買ったスパイク(剣山)を設置しました。
と言っても、安物で先も尖ってなく、またスパイク(剣山)の高さ自体もそんなに高くないものを設置していました。
結果としてさほど効果はなく、最終的にはスパイク(剣山)の隙間に鳩が止まっている状態になってしまいました。
忌避剤
ホームセンターで買ったものをベランダの手すり付近に等間隔に複数設置しました。
ベランダの手すりに止まろうとした鳩が、忌避剤の匂いを感じて急いで逃げるような状況も確認しました。
しかし、日が経つと忌避剤の効果も薄れ、また鳩も慣れてきたのか、1ヵ月も経つと以前と変わらずやって来るようになりました。
防鳥ネット
➀➁の状況を踏まえ、防鳥ネットを設置することにしました。
安全かつ確実に設置するには自分でするよりも業者に依頼した方がいいと考えました。
業者に依頼するのに、次の手順を踏みました。
業者探し
ネットで探すといくつか出てきました。
個人・法人問わずに複数連絡し、見積もり依頼をしました。
この時点で、返信のない業者もありました。
見積もり依頼
見積もり前にベランダの調査・確認に来る業者、メールでベランダの広さを伝えれば、それだけで見積もりを提示する業者と様々でした。
防鳥ネットを設置するベランダの広さによって金額が変わるのはどの業者も一致していますが、金額は本当にピンキリでした。
一番安い業者と一番高い業者で3倍以上の差がありました。
その中で、ベランダの確認をし、金額の交渉も可能だった業者に決定しました。
ベランダの調査・確認に来る業者の方が安心できる
複数の業者に見積もり依頼し、比較するべき
防鳥ネットの設置業者決定後

ここからは、防鳥ネットを設置する業者が決まってから施工されるまでについて書いています。
防鳥ネットを設置しない方は読み飛ばしOKです。
マンションのベランダは共用部分
「一応」「念のため」といった軽い感じでマンションの管理会社に連絡を入れたところ、実は防鳥ネット設置の際は許可を得る必要がありました。
理由は、マンションのベランダは共用部分だから。
共用部分に穴を開けたり、形状が変わる場合は、報告義務があるとの事。
家族以外は使うことのないベランダが共用部分?と違和感がありましたが、そう言われれば仕方がありません。
実際のところ、昔と違って防鳥ネットの設置のためにベランダに穴を開けることはありません。(現在は接着剤を使用)
ただ、防鳥ネット設置の申請書を提出する必要があり、また、エントランスの掲示板に防鳥ネット設置施工の日時等を明記した書面を掲示する必要がありました。
大規模修繕工事の際は取り外す
マンションでは周期的に大規模修繕工事が施工されます。
その際は防鳥ネットを取り外す必要があります。
マンションの管理会社・組合によって規定が異なると思いますが、その際の費用負担については確認が必要です。
防鳥ネットの”色”を考える
防鳥ネットの色には青や緑、透明など様々あります。
実際にそれらの色の防鳥ネットを他のマンションで見かけたりしますが、各世帯で好き勝手に色を決めると景観がとても悪くなり、マンションの価値を下げることにもなりかねません。
マンションの管理会社・組合で色の取り決めをしておいた方がいいかもしれません。
黒は意外と目立ちません。
外から見ても設置しているかどうか分かりませんし、部屋の中から外を見る際も気になりません。
マンションの管理会社には必ず報告
大規模修繕工事の際は取り外す必要あり
防鳥ネットの色はマンションである程度統一した方が景観を損ねない
防鳥ネットの設置施工
施工日程が決まれば、後はその日を待つばかりです。
施工に接着剤を使用するため、当日が雨の場合は延期になります。
施工日は業者の方が1人来られ、2時間くらいで完了しました。
隅々まで確認しましたが、満足の出来栄えでした。
おわりに
本記事は、鳩よけ対策の注意点について防鳥ネットの設置を中心に書きました。
➀ 鳩は法律で守られている
➁ 見積もりは複数の業者に依頼する
➂ マンションの管理会社に報告義務がある
防鳥ネット設置によりストレスフリーになりました。
確かにコストは他の対策に比べてかかりました。
しかし、物理的にベランダに鳩が入れなくなったので、フンの掃除や鳩を寄せ付けない対策を以後「考えなくてよい」というのは想像以上に大きいです。
我が家が設置した防鳥ネットには5年間の保証があるので、それも安心できます。
鳩よけ対策に悩まれている方は、ぜひ検討してはいかがでしょうか。