どうも、パニックムービー大好きのオカモン(@okamon55)です。
以前から少し気になっていた映画、サイレント・トーキョーを観てきました。
邦画でサスペンス系のパニックムービーって少ないですよね?
その分、楽しみにしていましたが・・・評価としては
星3.5!です。
特にネタバレはしていないつもりなので、観ようか考えている方はぜひ参考にしてください!
映画『サイレント・トーキョー』とは

小説『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』が映画化されました。
「アンフェア」シリーズの原作者・秦建日子さんと「SP」シリーズの監督・波多野貴文さんがタッグを組んだ作品です。
サイレント・トーキョーの公開日
2020年12月4日に公開されました。
サイレント・トーキョーのあらすじ
12月24日、東京。恵比寿に爆弾を仕掛けたとTV局に電話が入る。半信半疑で中継に向かった来栖公太は、そこにいた主婦・山口アイコとともに犯人の罠にはまり、実行犯へと仕立てられてゆく。その様子を朝比奈仁が見つめるなか、爆発は起きた。そして次の犯行予告が動画サイトに上げられる。「標的は渋谷・ハチ公前。要求は首相との生対談。期限は午後6時」。独自の捜査を行う刑事・世田志乃夫と泉大輝、不可解な行動をとるIT企業家・須永基樹、イヴの夜を楽しみたい会社員・高梨真奈美、そして一帯を封鎖する警察、事件を一層煽るマスコミ、騒ぎを聞きつけた野次馬たち。様々な思いが交錯する渋谷に”その時”が訪れる。それは、日本中を巻き込む運命のXmasの始まりだった。
映画『サイレント・トーキョー』公式ホームページより抜粋
これ読むだけでもワクワクしますよね!
サイレント・トーキョーのキャスト
佐藤浩市(朝比奈仁) | 東京で起きた連続爆破テロの容疑者 |
石田ゆり子(山口アイコ) | 買い物の途中で事件に巻き込まれる主婦 |
西島秀俊(世田志乃夫) | 一連の事件を独自に追う渋谷署刑事課・警部補 |
中村倫也(須永基樹) | 不可解な行動を取る孤独なIT企業家 |
広瀬アリス(高梨真奈美) | 興味本位で犯行予告現場に来てしまう会社員 |
井之脇海(来栖公太) | 犯人に仕立てられるKXテレビ契約社員 |
勝地涼(泉大輝) | 世田とバディを組む生真面目な新人刑事 |
毎熊克哉 | 26年前カンボジアPKOに参加した自衛隊員・里中 |
加弥乃 | 真奈美の同僚で須永に心惹かれる会社員・綾乃 |
白石聖 | 夫を献身的に支える里中の妻 |
庄野崎謙 | 里中とともにカンボジアへ派遣された自衛隊員 |
金井勇太 | 爆発に巻き込まれる来栖の先輩・高沢 |
大場泰正 | 世田と同期の捜査一課管理官・鈴木 |
野間口徹 | ある人物を探す謎の私立探偵・田中 |
財前直美 | 再婚を控える須永の母・尚江 |
鶴見辰吾 | 突然のテロに直面する総理大臣・磯山 |
※ 映画『サイレント・トーキョー』公式ホームページより抜粋
映画『サイレント・トーキョー』の感想

良い・悪い含め、感想としては、次の4点です。
・スピード感あふれるストーリー
・渋谷での爆破シーンは見応えあり
・人物の背景描写が希薄
・結局のところ、主役は?
スピード感あふれるストーリー
複数の人物描写からストーリーが始まるため、最初は登場人物の関係性がよく分かりません。
ただ展開が早いので、知らず知らずのうちに引き込まれていく感じです。
犯人を予想しつつも特定できないまま、進んでいきます。
もしかすると演出でミスリードを導こうとしているのかもしれません。
観る側からすると、犯人を予想しながらなので集中して見入ってしまいます。
渋谷での爆破シーンは見応えあり
渋谷での爆破テロ予告時間前後のシーンはスゴいです!
実際に渋谷でロケすることはできないので、大掛かりなセット&CGで作られていますが、渋谷そのものです!
そして渋谷の爆破を見ようと怖いものみたさで集まる人たちの群衆心理は恐ろしいものがあります。
おそらく「自分は大丈夫」という変なバイアスにかかってしまうのでしょう。
もはや渋谷は無法地帯と化してしまいます。
警察が無力とは言いませんが、やや弱めに描かれている印象でした。
(実際はもっと規制できるのでは?と感じました。)
そして爆発・・・。
ハロウィンやワールドカップ時のように人でごった返す場所が爆破されれば・・・当然そこにあるのは地獄絵図です。
悲惨という言葉だけでは言い表せない光景が目の前に広がります・・・。
人物の背景描写が希薄
話の展開を早くすることに力を入れたからなのか、人物の背景描写が今一つ分かりにくかったです。
「このシーンは後々どう活きたの?」という場面が正直いくつかありました。
スピード感重視で細部にはこだわっていなかったのかもしれませんね。
結局のところ、主役は?
複数の人物目線で描かれていたせいか、観終わってから「結局主役は誰だったんだろう?」と思いました。
容疑者とされる佐藤浩市(朝比奈仁)なのか、最初から出続けた石田ゆり子(山口アイコ)なのか、警察目線だと西島秀俊(世田志乃夫)なのか・・・。
“主演”は佐藤浩市ではあるんですが、出番が少ないので”主役”とは違う気がしました。
いろいろな描写を織り交ぜた結果、登場人物の【強弱】が微妙になった感じでした。
ただ・・・西島秀俊さん、刑事はハマり役ですね。
男目線で見てもカッコよかったです!
まとめ

全体を通してスリリングな映画でした。
クリスマスの楽しそうな雰囲気を感じつつも平和に慣れた世の中に警鐘を鳴らすようなテロ事件、それに対抗する国家や警察組織、そして後悔や絶望の人間心理など実際に生死に関わる状況に直面した時、どういった行動をすべきなのか考えさせられました。
それから、クリスマス・イヴの日の映画なので、その前に観ることができて良かったです。
エンディングに流れる曲、『Happy Xmas(War Is Over)』良かったですね~!
元々はジョン・レノン&オノ・ヨーコの楽曲ですが、Awichがカバーしていて、とても心に響きます。